中国では明日「抗日戦勝利69周年式典」・・・習近平国家主席も出席
中国は9月3日を「抗日戦勝利及び世界反ファシスト戦勝利記念日」としている。今年は(2014年)は戦争終結の69周年だ。新華社は首都・北京で開催される記念式典には、「党と国家の指導者が出席」と報じた。
「党と国家の指導者」とは通常、共産党総書記と国家主席を指す。新華社電により、習近平党共産党総書記(国家主席)の出席が明らかになった。式典は中国中央人民広播電台(中国中央人民ラジオ)、中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)、中国国際広播電台(中国国際放送)などが、現場中継・同時放送を行うという。
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◆解説◆
日本では通常、第二次世界大戦の「終戦日」を8月15日としているが、世界各国においてはむしろ異例だ。
第二次世界大戦末期の1945年4月、ドイツは首都ベルリンをソ連軍が攻め、ヒトラーは4月30日に自殺。デーニッツ海軍元帥が仮政府を樹立し、5月8日に降伏した。連合国側は米国大統領、英国首相、中華民国主席の名義で、日本に対し、全日本軍の無条件降伏を求めたポツダム宣言を7月26日に発表した。
日本は8月14日の御前会議で同宣言の受諾を決定。スイス公使を通じて連合国側に通達した。米国のトルーマン大統領は同日中に日本のポツダム宣言受諾を発表した。8月15日は、昭和天皇がラジオ放送により、一般国民に敗戦を伝えた日だ。陸海軍への停戦命令は16日だった。
しかしその後も、ソ連や中国との一部戦線では戦闘が続いた。
法律上、戦争が終結したのは9月2日だった。東京湾に停泊する米戦艦ミズーリ上で、米国、英国、フランス、オランダ、中華民国、カナダ、ソ連、オーストリア、ニュージーランドの代表と日本側代表が降伏文書にサインした。日本側でサインしたのは重光葵外務大臣(政府全権)と梅津美治郎参謀総長(大本営全権)だ。
そのため、米国、英国、フランス、カナダ、ロシアは9月2日を戦勝記念日としている。ただし、ソ連(現ロシア)は降伏文書調印翌日の9月3日に対日戦祝賀式典が開催されたため、同日を勝利記念日としていた。
中華民国はソ連と同じく、9月3日を対日戦勝利記念日とした。1949年に発足した中華人民共和国も、9月3日を対日戦勝利記念日することを踏襲した。
韓国は8月15日を「光復節」、北朝鮮は「祖国解放記念日」として、自国が日本統治から解放させた日として祝賀している。なお、韓国は米国などに自国を戦勝国として認めるよう働きかけたが、認められなかった。
ドキュメンタリー映画「台湾アイデンティティー」などによると、台湾では日本の敗戦を「自らの敗戦」として悲しみ悔やむ人がほとんどだったという。その後、中華民国(国民党)軍を迎えた際には「自民族による統治が始まる」との期待も高まったが、日本統治時代には考えられなかった腐敗や独裁的体質、兵士の民度の低さ、さらに共産党との戦いのための搾取で経済が大混乱したこともあり、強い不満や反発が発生し、中華民国当局に対する武装蜂起が発生(1947年、2.28事件)。同事件では少なく見積もっても2万8000人が殺害されたとされる。
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