ハローキティ「猫じゃない」に世界激震
世界が謎の大騒ぎ!! キティちゃんの愛称で、世界中で親しまれている日本生まれのキャラクター「ハローキティ」が地球規模で衝撃を与えている。米紙ロサンゼルス・タイムズが掲載した「ハローキティはネコではない」との記事に、各国のメディアやセレブらが異様なまでに反応。“真実”を知ったファンや“キティラー”たちが驚き、悲鳴を上げている。そんなに大騒ぎしなくても!?とツッコミたくなるが、大波紋となった理由には日米の“キャラ観”の違いがあった。
「Hello Kitty is not a cat」(ハローキティはネコではない)の衝撃的な見出しが躍ったのは26日に掲載されたLAタイムズだ。
文化人類学者でハワイ大学のクリスティン・ヤノ氏が10月に開催される「ハローキティ生誕40周年」でのイベント用記事で「ハローキティはネコ」と表記しようとしたところ、サンリオから「ネコではない」と告げられたとのやりとりが明かされた。「彼女は漫画のキャラクターで小さな女の子。4本足で歩く姿は描かれたことはない」「あなたの知らないハローキティの内幕」とセンセーショナルに伝えられた。
すると欧米をはじめ、中韓メディアが後追いし、世界中に瞬く間に伝わると「キティに何が起きた」「だまされたーー!」とファンは驚きの反応を示している。
キティ 猫
しかも、ハローキティは、歌姫レディー・ガガ(28)やパリス・ヒルトン(33)らセレブがこぞって、グッズを身につけるなどカリスマ的人気を誇る。騒動に米人気歌手のジョシュ・グローバン(33)が「キティにはヒゲやネコの鼻がある。少女だなんて冗談はやめてくれ」とツイートし、騒動に拍車をかけた。
本紙が、騒動についてサンリオ広報に聞くと「『ネコではない』と短くまとめられてしまうと言葉が独り歩きしてしまうが、ハローキティはネコをモチーフに100%擬人化したキャラクターです。40年前に誕生したときからの設定で、擬人化という言葉こそ使ってこなかったが、取材の際にはロンドン郊外に住む双子の女の子と説明してきました」と話す。
確かにホームページ上のプロフィルは「メス」ではなく、「女の子」としっかりと表記されている。
キャラクターだけにネコでも少女でも“正体”を突き詰める必要もなさそうな気もするが、海外ではあたかも天動説から地動説にひっくり返ったような大げさな反応が多いのも今回の騒動の特徴だ。
米事情に詳しいテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(年齢非公表)は「英語でkittyは子猫の意味で、海外では、ハローキティ=ネコと日本人以上に思い込んでいるのです。それがいまさら少女と言われて、驚きが大きくなったのでは。世界で大衆的に受け入れられているキャラで、幼い時から接していれば、なおさらその刷り込み具合は深いよね」と指摘する。
キティ 猫
騒動はさらに広がり、米の人気キャラのスヌーピーが「僕はイヌです」と公式ツイッターでつぶやくなど波及。キャラクターが氾濫している日本と比べ、海外ではキャラの設定は明確な傾向にあるのも騒動の原因のようだ。
「キャラクターはほとんどが動物がらみで、律義に説明していたらアニメとかキャラの世界は秩序が乱れちゃうよ。日本でふなっしーは人間か? ドラえもんはネコかロボットかと騒がない。ハローキティは口がないのも『見る側の感情で楽しんでほしいからしゃべらないようにした』というサンリオの素晴らしい設定だけど、よく考えれば、ネコでも少女でも、口がなければすぐに餓死しちゃう(笑い)」(デーブ氏)
真実を知った世界中のキティファンはどうなってしまうのか。
「ショックが大きい分、多少イメージダウンになるかもしれないけど、損害賠償までにはならないよね。これだけ海外で騒ぎになったというのは、ハローキティの人気の裏返しでもある証拠だから、クールジャパン(日本文化の海外輸出)の先駆者の騒動に日本は胸を張るべき」(デーブ氏)
世界が愛する“ネコ”が少女だったという“キティ・ショック”の波紋はまだまだ広がりそうだ。
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