ASKA被告、家族を裏切り続けていた…“抜け道”使って陰性に
ASKA被告(56)が薬物に溺れていく様子が28日の初公判で明らかになった。覚醒剤を初めて使用したのは4年前、「眠気を取るため」がきっかけだった。やめていた時期もあったが、結局抜け出すことはできず、ASKA被告は「恐ろしい薬」と連呼した。家族を安心させるために使用していた検査キットを逆利用し、“抜け道”を使って陰性にするなど家族を欺くほど毒されていた。今後は治療に専念するとし、音楽活動については「今は考えられません」と明言を避けた。
「質問に答えてください!」
検察官の声が法廷内に響く。「なぜ覚醒剤をやめなかったのか」という被告人質問に、ASKA被告は「それができないくらい恐ろしい薬」を何度も繰り返した。
初めて覚醒剤に手を染めたのは2010年夏、きっかけは00年から病院で処方されていた睡眠導入剤と眠気覚ましの薬が効かなくなり、「眠気を取るため」と説明した。
昨年、一度はやめて、「週刊文春」で薬物疑惑が報じられた翌9月に報道を否定したが、依存性は高く、同11月から今年4月中旬まで再び使用したという。「一度やるとやめられない」「我慢できなかった」と小さな声で弁明した。
疑念を抱いた妻の洋子さん(59)もだまし続けた。ASKA被告は洋子さんが相談していた医師の勧めで週1回、尿検査キットを使用。「家族を安心させるため」と理由を明かしたが、「使用から5日間ぐらいは尿から反応が出るので、キットを使った直後に覚醒剤を使えば(次の検査時に)反応が出ないと思った」と、家族を欺いてきた。これまで2度陽性反応が出たが、「使用していない」としらを切っていたという。
クスリをやめるには“入手ルート”を断つことが必要最低限。今月21日までに、ASKA被告に覚醒剤を売った暴力団員2人が逮捕されたばかりで、弁護側から今後の交友関係を問われると、5秒ほど間を置いた後、「連絡の取れそうな人(の連絡先)は全部(携帯電話から)削除します」と断言。裁判官の「薬物とは縁を切る?」の質問に「はい」と答えたものの、「所持したものがあると…。なくなってしまえばあきらめられる」とつぶやくように答えた。
ASKA被告は今後も千葉市内の病院に入院し、治療に専念することを明言したが、完全に断ち切るには時間がかかりそうだ。
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