アギーレ:「全員がゼロからのスタート」
皆川佑介
日本代表のハビエル・アギーレ監督は28日、就任後の初陣となる9月の国際親善試合(キリンチャレンジカップ)2試合に向けた招集メンバー23名を発表した。新監督は会見で今回のメンバー選考に至った理由やチーム作りの方向性について述べている。
ブラジル・ワールドカップ(W杯)でグループステージ敗退という残念な結果に終わった日本代表は、メキシコ代表などで実績のあるアギーレ新監督を迎え、4年後のロシア大会に向けて再出発を切る。その第一歩となるのが9月5日のウルグアイ戦、9日のベネズエラ戦だ。
皆川佑介
アギーレ監督はW杯登録メンバーから12名を招集し、11名を入れ替え。海外組は12名、国内組は11名というメンバー構成となった。新監督はまず、初戦に向けた姿勢を次のように述べた。
「ここから新しいステージが始まるので、このプロジェクトに一丸となって臨みたい。初戦から競争力のあるチームの姿を見せ、常に勝利を目指して戦う姿を見せたいと思っている。ウルグアイ戦、ベネズエラ戦で見せたいのは、しっかり戦って勝利を目指すチーム。日々、向上させていきたい」
今回のメンバーには鳥栖DF坂井達弥、新潟DF松原健、神戸MF森岡亮太、広島FW皆川佑介、FC東京FW武藤嘉紀の5名が初招集。皆川と武藤については、香川真司と原口元気の負傷による招集であることを明かしている。
皆川佑介
メンバー選考に当たって重視したことは「質の高さ」だとコメント。自身のJリーグ視察やビデオ視察のほか、代表スタッフの意見を踏まえて選出したと話している。23名は横一線で、キャプテンについても現時点では決めていないとのことだ。
「2試合のキャプテンは最終的に私が決定したいが、選手たちにも相談していきたいと思う。この試合ではできるだけ多くの選手を見たいし、もちろんできれば23人全員を使いたい。選手たちはそのテストをパスしなければならない。6試合のテストをパスできた選手が(1月の)アジアカップに進むことになる」
「全員がゼロからスタートして、どの選手が先発するかを考えなければならない。若手なのかベテランなのか、初招集なのかすでに代表でプレーしたことがあるのか、Jリーグ所属なのか海外組なのか、そういう区別はしない。全員が日本代表だ」
日本代表で目指していくサッカーの方向性や、選手選考の基準に関しては次のように持論を述べた。
「相手よりボールを持つチーム、相手より攻撃を仕掛けるチーム、それでいてバランスの取れるチームを見せたい。しっかりスペースを使いながら相手よりボールを持って、失ったらすぐに奪い返す姿勢を見せたい。賢いチームであることが特に必要だ。ピッチの各エリアで、どういう仕事をすべきかを把握できるチームにしていきたいと思う」
「試合は90分あり、その中でインプレーは半分の48分くらい。後は試合が止まっている。ピッチには22人いるので、1人がだいたい2分ボールを持つことになる。ボールを持っていない88分にその選手は何をしているか、チームのことを考えるという意味で私はその部分を見ている。走らない選手を呼ぶことはない」
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