猛烈勤務、単身赴任、家庭崩壊、腐敗に邁進・・・腐敗官僚の典型パターン、中国で研究発表
中国の中央党校の機関紙「学習時報」は1日付で、「指導幹部の生活状態に関心を」と題する研究発表文を掲載した。同発表によると、腐敗事件を起こす官僚の典型的パターンとして、「最初は極めて熱心に仕事に取り組んでいた」、「異動で単身赴任に」、「家庭が崩壊」、「腐敗に手を染める」があるという。
発表文は喬翠霞、魏聯合の両氏の共著。喬翠霞氏は新京報の取材に応じて、勤務地である山東省で役人450人の勤務実態を調査したが、出勤日の平均勤務時間は「8時間」が19.74%、「8-10時間」が64.65%、「11-15時間」が14.75%で、86%の役人は緊急連絡に備えて、携帯電話の電源を24時間入れっぱなしにしていた。
一部の役人が腐敗に走るきっかけとして目立つのが異動による単身赴任という。役人の半数以上が、異動により勤務地を変える。平均期間は5.5年で、75.6%が別居することになる。家庭崩壊の大きな原因という。
中国では歴史上、高級官僚の勤務地を次々に替えることが多かった。癒着による腐敗を防止するためだ。喬氏によると、現在では交通や通信手段の発展で、勤務地を替えても腐敗防止には有効に作用していない。さらに、中国の伝統社会では、親しい目上の者が、目下の者を監督することが多かった。それが、極端な不正に走ることを防止していた。
現在は、勤務地替えが腐敗防止に役立っていないだけでなく、親しい目上の者がいなくなることで、腐敗の土壌を作っているという。
猛烈に仕事をこなし、家庭を顧みない生活を続け、さらに単身赴任をすることで家庭が崩壊する。そのことが腐敗が発生することにつながる。
喬氏や発表文の「指導幹部の生活状態に関心を」は直接触れていないが、腐敗官僚の多くは、愛人がいるなどで、家庭生活に問題があったとされている。また、「愛人」が不正に加担したり、不正を主導する場合も目立つ。
喬氏は中国の特徴である「個人人情社会」も、腐敗の原因と指摘。法制度が不健全で未熟であるため、仕事をするにあたり、「人脈ネットワーク」に頼らざるをえない。そのため、人間関係で「公」と「私」を交錯させざるをえないことが、腐敗を発生しやすくしている。
喬氏は、猛烈に仕事をこなす役人を「鉄人」と表現。幹部役人の理想を「鉄人」とすることには大きな問題があり、仕事と家庭生活のバランスを構築できる「新型官僚」の育成が必要と主張。さらに、公務員の採用にあたっては「人徳」の評価もできるようにしてほしいと述べた。
喬氏らが調査発表した「指導幹部」とは、「地方政府において指導的な立場の官僚」であり、国家レベルの指導層は対象になっていないと考えてよい。
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◆解説◆
喬氏発言や発表文では触れられていないが、中国では夫婦が結託して不正を行う場合も目立つとして問題になっている。典型的なパターンとして問題になったのが「裸官」の問題だ。
配偶者の片方が国内に残り、不正行為を続ける。本人以外は海外に移住。資産も海外に移し、その後も本人は不正に金銭などを取得し、海外の家族に贈り続ける。送金についても「地下銀行」など不正な手段を用いる。
当局は「裸官」を禁止し、監視と摘発を続けているが、どの程度まで成果が出ているかは不明だ。
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