引退の稲葉 2016年にも日本ハム監督就任へ
日本ハム・稲葉篤紀内野手(42)が2日、札幌ドーム内で会見し、今季限りでの現役引退を表明した。「体力的にいつもやっていたことができなくなった。スイング的にも自分の打撃ができなくなった」と決断に至った理由を語ったが、その人間性やチーム内での求心力、資質から、すでに2016年「稲葉政権誕生」の準備が着々と整えられている。
30分を超える会見の最後に集まった約200人の報道陣から自然と湧き起こった拍手が稲葉の人柄を表していた。
稲葉篤紀
通算2162安打(2日まで)の大打者ながら全くおごったところのない、誰にでも気さくに声を掛けてくる親しみやすい性格。22歳年下の大谷が「ゴミが落ちていたら平然と自分で拾いますし小さいことでもやっている姿は去年から見ている。打てなくても淡々としていますし常に全力疾走する姿も参考になる。選手としても人間としても素晴らしい方。目標にしていきたい」と語るファイターズスピリットの生きた手本が稲葉なのだ。
ヤクルトからFA宣言しながら希望していたメジャー移籍が不調に終わり、翌05年2月に日本ハムに入団。チームの札幌移転後11年間のうち10年を知る大ベテランはこの日の会見で「(将来は)当然、指導者になりたい夢はありますし、北海道をまだまだ盛り上げていく上でも子供たちを指導していきたい夢もある。これからは野球に恩返ししていきたい」と北海道に対する惜しみない愛着を語った。
稲葉篤紀
フランチャイズが札幌にありながら多くの選手が生活の拠点を東京に置く日本ハムにあって、稲葉はどっしりと札幌に腰を据えている。「今は家を建てている最中なのでボクはずっとこっちで暮らそうと思っている。その意味で北海道をもっともっと盛り上げるため野球で恩返ししようと思っている」と愛知県出身の42歳は、北の大地に骨をうずめる覚悟を固めている。
もちろんチーム内での求心力、球団の評価とも監督候補として申し分ない。この日、小林浩オーナーからも「ファイターズがファンの皆様、北海道の皆様にとって身近な存在になり得た最大の功労者の一人。稲葉選手の全力疾走をこれからのファイターズを背負う選手たちが受け継ぎ、戦うスピリットが継承されていくことを切に願います」と最大級の敬意が示された。現在、チームの指揮を執る栗山監督は来季まで契約を残しており、その後はフロント、編成入りが既定路線。その後任を、稲葉へと委譲することになる。球団内部でも「そう考えるのが普通」と2年後の16年シーズンからの稲葉政権誕生を見越している。
会見の最後を「これから先の10年は新しいファイターズを築いてもらいたい。移転してからの10年と次の10年は違う10年にしていってもらいたい」と結んだ稲葉。その重責を担うのは、ほかでもない稲葉自身だ。
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